惑星Zi産アリスの妄想

惑星Zi産アリスの妄想



昔、『妖精』才羽モモイと出会い、交流し友達となったヘリック共和国の天童という技術者が(様々なゾイドの製作に関わり、特にキングゴジュラス製作に大きく貢献した)妖精伝説の『妖精』をモデルにコアから自作した人造ゾイド。元々は戦争によって亡くなった娘『アリス』を甦らせる為に秘密裏に開発を始めたゾイドであり、(この事で妻と壮絶な喧嘩の果てに離婚、離婚した妻もまた、戦争によって死んでいる)当初は開発に難航していたが、キングゴジュラス製作の際に得た地球の技術に惑星Zi中のゾイド技術を組み合わせ、『冷凍保存していた娘の身体を光子レベルに分解してゾイドコアのパーツの一部にする』という狂気染みた手段を用いて完成した。こうして『蘇った』アリスだが、亡くなる前の記憶も自我も消え、赤ん坊みたいな状態になっていた。それでも天童技術者は我が子の様にアリスを愛し、育てた。(因みにこの時のアリスの服装はアリスが『生前』着ていた服装だけでなく、モモイの服装の桃色の部分をビビット水色にしたモノを着ていた)


惑星Ziが地球に衝突する前に天童技術者は、眠りに着いているアリスを脱出用宇宙船に連れて行って休眠装置に入れて休眠させ、様々な作業機械や護衛ゾイドと共に惑星Ziから脱出。地球と惑星Ziの衝突を見届けた。その後自分の身体をサイボーグに改造した天童技術者は、宇宙船の拡張をしながらも地球と惑星Ziが混ざって1つの星となり、水や生命、大地や植物が生まれるまで『地球』を見守り、水や生命、大地や植物が生まれた段階で『地球』に降り立ち、作業機械や護衛ゾイド、アリスと共に惑星を調査していた。しかし、ある夜、睡眠中のアリスを休眠装置に入れてメンテナンス中、『諦められない人達』がアリスを始めとした天童技術者の技術を狙い、奇襲を仕掛けて来た。襲撃者はとても強く、撃退には成功したが致命傷を負ってしまう。最早助からないと悟った天童技術者達はアリスを休眠状態にして、悪用されない様にセキュリティを極限まで強化した宇宙船を地下深くに封じ込めて力尽きて風化、消滅してしまうのだった。


そして長い年月が立ち、ゲーム開発部が地下深くに封印された宇宙船内部にてアリスを発見し、物語が始まる..........(因みにケイは、この世界線だと『諦められない人達』が悪あがきで送った小さなプログラムが長い時を掛けて成長したモノであり、ケイに合わせる様に『諦められない人達』やその使いというべきモノ達が宇宙船の周りに様々な設備を作り上げていた様だ......後にそこは廃墟と呼ばれる事になる.......)


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