レノファ山口FC

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PREVIEW

5年ぶり「薩長ダービー」で勝利へ!

ゴールに迫り続ける強度の高いサッカーに注目!

 

今週末からはゴールデンウィークの少し変則的な3連戦に入り、レノファ山口FCはまず鹿児島市で鹿児島ユナイテッドFCと対戦し、中4日で敵地でベガルタ仙台と対戦する。ホーム戦は連休の最後となる5月6日のモンテディオ山形戦で、総力1万人プロジェクトの対象試合でもある。

 

2試合続くアウェーゲームはレノファが順位を上げていくだけでなく、良い流れでホーム戦を迎えるためにも勝点を必ず手にしたい試合だ。まずは薩長ダービーとも言われる5年ぶりの鹿児島戦で、良い内容のゲームを繰り広げ、結果を手にしていこう!

 

相手の鹿児島は昨シーズンのJ3リーグで2位に入り、J2への復帰を果たした。リーグ最終戦で昇格を決定づけたのが19.山本駿亮のゴールで、レノファでもプレーした米澤令衣(背番号36)の左サイドからのパスをスタート地点に、山本は味方とのワンツーからゴール左隅に振り抜いている。

 

「プロとしての第一歩を踏み出したクラブ。成長した姿を見てもらいたいですし、僕にとっても、山口県民、鹿児島県民にとっても縁がある県の対戦。レノファサポーターのためにも負けられないです」

 

そう話す山本は萩市出身で高川学園高校、周南公立大学(当時徳山大学)を経て鹿児島でプロデビューを飾った。レノファと鹿児島が攻防を繰り広げる試合は、否応なしに気持ちが高まる特別なものだ。今季は開幕からのリーグ戦全試合に出場しており、今節もピッチに立つ可能性は高い。恩返しのゴールに期待が懸かる。

 

鹿児島は4-2-3-1のフォーメーションを組み、ミドルゾーンでボールを奪ってカウンターに出たり、リズム良くビルドアップしたりして相手ゴールを攻略する。J3得点王に2度も輝いている藤本憲明(背番号10)とレノファでも活躍した田中渉(同21)は背後へのランニングが多く、両サイドやボランチからは精度の高いスルーパスが出ている。

 

レノファは不用意にボールを失ってショートカウンターを食らわないことと、背後に走る選手にパスを通させないための確実な守備が必要になる。鹿児島が自陣から組み立てるならば、ボランチの藤村慶太(同9)や山口卓己(同27)へのプレスも愚直にやり続けたい。

 

どれだけ相手陣地でボールを持てるかも試合を左右するポイントだ。前節の水戸戦では自陣でボールを持とうとして相手に引っ掛かり、痛恨の失点。志垣良監督は「ビルドアップもどこでミスをするか。あそこでミスをすると失点してしまう。積極性を持ってトライする部分とリスク回避の部分の使い分けが必要になってくる」と振り返る。このようなシーンを再出ことなく、なるべく高い位置でボールを持つことも必要になりそうだ。

 

鹿児島は4-4-1-1のような形でコンパクトなブロックを築く。中央は人数が多いため、決してペナルティーエリアにボールを運ぶのは簡単ではないが、相手陣地でボールを動かした中で、19.山本駿亮や24.梅木翼の高さを生かしたり、機動力のある55.五十嵐太陽、68.野寄和哉などがスペースを突いたりする場面を増やしたい。

 

アグレッシブな動きが相手のラインを押し下げることにつながるほか、シュートまで行けなくてもボールロスト位置が高くなり、鹿児島の攻撃陣が生きるようなカウンターは食らいにくくなる。「攻撃は最大の防御」を地で行くような敵陣でのハードワークを続ければ、勝機は引き寄せられる。

 

ただハードワーク完遂の敵は天候だ。試合当日は空模様が回復するとみられるが、25度を大きく超える暑さになるという予報もあり、春らしからぬ暑さを覚悟しなければならない。ただ先週から取り組んでいる暑さ対策が効果を発揮し、レノファがハードワークでホームチームを上回れる可能性は大いにある。サポーターの声援も力に変え、暑くも熱いサッカーを展開したい。

また、気象庁のウェブサイトでは東からの風が吹くという予報が出ており、桜島からの降灰の可能性も情報としてはインプットしておくとよさそうだ。

 

天候面や水戸戦での反省点を踏まえると、やはり今節は自陣ではボールをあまり持たないほうが無難かもしれない。それは取りも直さず上述のFWやアタッカー陣が敵陣でアクションを起こし続けるサッカーであり、存外面白いものになりそうだ!

 

もちろん自陣からの確実なビルドアップのほうが最善かもしれないし、カウンターやセットプレーに比重を置いた戦い方も選択肢の一つになる。今年のレノファはいろいろなサッカーを繰り出せるチームに成長してきている。多彩な攻撃オプションの中から志良監督がどれを採用して試合を作っていくか、その采配に注目したい。

 

今節は大型連休の序盤に当たり、鹿児島まで行って応援したり、家族で集まって観戦したりする方も多いだろう。5年ぶりの「薩長ダービー」は、チームとサポーターが一丸となって思い出に残る熱戦を繰り広げる試合になる。

今節も総力結集! 

全員の力でレノファをもっと上へと押し上げる勝点3を手にしよう!

選手コメント

1試合たりとも、ワンプレーたりとも無駄なものはなく、本当に選手一人一人が価値を上げていくことが、クラブの価値向上にもつながってきます。練習もそうですが、本当にワンタッチからこだわってやっていくという習慣づけが大事になっています。

 

水戸戦を含めて成長する段階で必要な現象が起きていると感じています。前節は相手が我々に対してリスペクトを払い、我々を研究した中で、我々が嫌がることをやってきていました。その中で我々が、今までうまくいっていなかったことをやってしまい、やってはいけない展開になっていました。そこには慢心や甘さもあり、初めて前半で2点を取られています。我々の良さはハードワークやプレスであり、鹿児島も特徴的なビルドアップをしてきますので、(オフ明けの練習から)どう対応していくかの確認はしました。

 

鹿児島さんはやり方がずっと変わっていないクラブで、しっかりボールを大事にするということがあります。うまくはめ込むことができればチャンスになると思いますが、そこを我々がおろそかにしてしまうと自分たちの時間をまた作れなくなってしまいます。相手がしっかり共通認識を持ったチームであるからこそ、しっかりはめ込むことが大事になってくると思います。

選手コメント

全ての試合に気合いを入れていますが、特に今節は自分にとっても特別なクラブとの試合ですので、より一層気合いを入れて臨みたいと思います。鹿児島の皆さんには成長した姿を多くの方に見てもらいたいですし、レノファとして試合には負けられないですので、結果にこだわってやっていきたいと思います。

 

少ない時間でも決定機を得られているのは良いことだと思いますが、それを決めきる準備がまだ足りていないと思います。少ない時間で結果を残せる選手はいます。そういう選手になれるように日頃の練習からやっていかないといけないです。今も決定機には顔を出せていますが、もっと準備というところをやっていければ、もっと多くのチャンスを作り出せると思います。

 

レノファにも所属していたことがある米澤令衣選手はプロ1年目からかわいがってくれた先輩ですので、成長した姿を見せたいです。それにボランチの山口卓己選手はほんとに良い選手ですし、ボールをさばくこともセカンドボールの回収も素晴らしいものを持っています。球際では僕らも負けられないですので、ボランチにも注意していきたいと思います。

前節フォーメーション

前節ハイライト

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