絵本作家 かこさとしさんが活動の公園に記念のプレート 川崎

「だるまちゃん」シリーズなどで知られる絵本作家で6年前に92歳で亡くなったかこさとしさんが、子どもたちに紙芝居の読み聞かせをしていた川崎市の公園に記念のプレートが設置され、10日お披露目されました。

かこさとしさんは「だるまちゃん」シリーズや「からすのパンやさん」などの絵本で知られ、6年前、92歳で亡くなりました。
かこさんは川崎市幸区で暮らし近くの「古市場第2公園」で子どもたちに自分が作った紙芝居の読み聞かせをおよそ20年にわたって行い、この活動が創作の原点になったということです。
川崎市は、かこさんと公園とのゆかりを多くの人に伝えようと記念のプレートを設置し、参加した地元の子どもたちなどに、10日お披露目しました。
プレートは縦60センチ、横90センチの大きさで、代表作のキャラクターなどがあしらわれています。
10日は地元の民間団体がかこさんの紙芝居の読み聞かせも行い、子どもたちは熱心に聞き入っていました。
参加した子どもの1人は「楽しかった。紙芝居に出てくるチョコレートがおいしそうだった」と話していました。
川崎市の塚本猛課長は「この場所で活動していたことが実は知られていない。ぜひ多くの人に来てもらい、かこさんの活動を感じてほしい」と話していました。